工事の進捗vol.19

2026.04.08

本堂屋根ヴォールト足場撤去

 築地本願寺の顔ともいえる、本堂ヴォールト(銅板で覆われた、アーチ状の屋根)部分の工事(内部の耐震補強工事、外壁面の補修、銅板の張替)が完了し、およそ1年間ほど覆っていた足場が撤去され壮麗な姿を現しました。境内からも、綺麗になった外壁や彫刻部分がはっきりと見えています。

 

 

外壁ケレン工事

 築地本願寺は過去に何度か外壁の補修工事をしており、以前の工事では外壁の補修した後、表面に美装化のためザラザラした天然石調の吹付塗装をしていました。おそらく当初は創建当時の色に合わせていたのでしょうが、経年により汚れがたまり黒くなっており、この表面の吹付塗装を削るため、器具を使用して職人の手作業で、外壁を削る外壁のケレン工事を行いました。特に、装飾部分は余計に削ってしまわないよう、職人の丁寧な作業によって進められ、創建当時の綺麗な色をした外壁が出てきています。

 

 

ひび割れの補修・透明塗膜防水

 吹付塗装を削ることによって、創建当初の外壁が出てきましたが、経年によりひびが入っていたり、過去に補修した後が出てきており、ひび割れている箇所には補修剤を塗り修繕していきます。補修後、今回の工事では、以前のような吹付塗装ではなく、創建当初の壁面を現しつつ、今後のメンテナンス効率を考慮して、透明な塗膜防水剤を塗る方法を採用しました。そのおかげか、屋上ヴォールト屋根の装飾が境内からでもはっきり見えるようになっています。

 

 

 現在(4月上旬)の工事状況は、本堂向かって右側の外壁に足場を組み補修工事を行っています。この外壁補修工事は順番に足場を組み替えて行っていきますので、現在の足場が取れると左右で工事前、工事後と見比べることができます。徐々に綺麗になっていく築地本願寺の姿をお楽しみください。