工事の進捗vol.01

2024.10.01

二〇二四年九月より「築地本願寺本堂ほか四基建造物保存修理工事」が開始されました。
本誌では、築地本願寺有縁の方に、
工事の進捗工事を広く知っていただくことを目的とし、誕生いたしました。そして、今回が記念すべき第一報です。
これから工事の終了まで、皆様に工事の表側から裏側までお知らせしていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

開始式が修行されました

 二〇二四年九月十日、「築地本願寺本堂ほか四基建造物保存修理工事 開始式」が修行されました。
同日十時より讃仏偈がお勤まりになり、その後、中尾史峰宗務長よりご挨拶申しあげ、伝道企画部〈庶務・経理担当〉部長 安邉泰教より、築地本願寺総代・築地本願寺評議員をはじめ、ご出席の皆様に本工事の概要について説明いたしました

~概要抜粋~
「築地本願寺は一九三四年の竣工から九十年が経過し、経年劣化が進んでいると同時に、耐震診断調査の結果、現在の耐震基準に満たない箇所が散見されました。地震などの大規模災害が発生した際、建物の損壊・倒壊の恐れがあることから、今回の工事を行うに至りました。二〇二六年十二月まで約二年の長い道のりではありますが職員一丸となって務めさせていただきます。」

 なお、出席者には本工事の設計監理を担当いただく株式会社文化財保存計画協会様をはじめ、株式会社三菱地所設計様、施工を担当する松井建設株式会社様もご出席いただき、築地本願寺職員だけでなく、設計者様と施行者様も含め、より一層機運が高まりました。長い道のりを一致団結して乗り越えていきたいものです。