鐘楼・太鼓楼の補修
本堂向かって左側に鐘楼(梵鐘が吊られています)、右側に鼓楼(現在太鼓はありません)があり、それぞれの補修が開始されました。


花弁装飾の補修
地本願寺本堂の壁面には随所に趣向を凝らした装飾が散りばめられておりますが、鐘楼・太鼓楼にも花びらのような花弁装飾があります。やはり、経年劣化により破損や欠損が見られ、補修するために欠損状況に合わせ型を取ったりと一つ一つ丁寧に補修をしております。この花弁装飾の補修では、形の良いところから欠損部分に合わせ型を取りました。
①表面の掃除②シリコン塗布③石膏貼付け④シリコンを取り外し・・・と何工程にも分けて丁寧に型を取り、作成した石膏を欠損部に当て補修をしています。一つの装飾にも日数をかけ、職人方に丁寧に作業をいただいています。

当時も型を使用して制作していたのだろうと想定していたのですが、調査をしてみると厚みが異なっていたりと微妙な差異があることがわかりました。つまり、左官職人の手作業で仕上げを調整していたということです。当時も現在も細部にこだわった職人によって築地本願寺は支えられています。
